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iPhoneの背面割れを放置すると、タッチ決済やワイヤレス充電ができなくなり、最悪の場合はiPhoneが動かなくなる危険性もあるので注意が必要です。
背面割れした場合はすぐに応急処置をして、Appleサポートか契約している大手通信キャリアに相談しましょう。
背面割れの修理費用は数万円と高額になりますが、保証オプションに加入していると数千円で済む場合があります。
今回は、iPhoneの背面ガラスが割れたときの応急処置・放置のリスク・修理費用について詳しく解説します。

背面割れは応急処置をしてすぐに修理へ
背面ガラスが採用されている機種は、2021年10月時点で以下の通りです。
- iPhone13シリーズ(ProMax、Pro、iPhone13、mini)
- iPhone12シリーズ(ProMax、Pro、iPhone12、mini)
- iPhone11シリーズ(ProMax、Pro、iPhone11)
- iPhoneXシリーズ(ProXSMax、XS、iPhoneX、XR)
- iPhone8シリーズ(Plus、iPhone8)
- iPhone SE(第二世代)
背面ガラスが割れた際は、応急処置をしてすぐに修理へ出す必要があります。以下の手順で応急処置をして、すぐにAppleサポートに相談しましょう。
背面割れの応急処置
データのバックアップをとる
まずは早急にデータのバックアップを取ってください。他の破損のときも同様ですが、損傷によって突然iPhoneが使用できなくなるリスクがあります。
クラウド上にデータさえ残せておけば、最悪修理できなくても新しい機種にデータを移行することができます。
iPhoneの場合はiCloudへ仕事やプライベートのデータを移しておきましょう。
応急処置フィルムを貼る
修理に出すまでは背面割れをカバーするため、市販の応急処置用のフィルムを貼って対処してください。
ゴミやホコリ、水分の侵入を防いだり、破片の飛散を防いだりすることができます。小さめのヒビなど、損傷が浅くても貼っておくと安心です。
1,000円前後で手軽に購入できるので、応急処置としては最適の方法です。
テープやラップで補強する
応急処置フィルムをすぐに購入できなかったり、早めに修理に出したりする場合は、セロハンテープやサランラップで補強しましょう。隙間が出ないようテープを貼ったり、ラップを巻いたりすることで応急処置フィルムと同様の効果があります。
しかし、この状態で長く使用するのは好ましくありません。あくまで短時間の応急処置と捉えてください。
テープの粘着力が強すぎると剥がす際に破損を悪化させる恐れがあるので注意しましょう。
背面割れの修理費用相場
背面ガラスが割れた場合は、Appleサポートか大手通信キャリアで修理するしかありません。修理専門店などでは対応していないので気を付けてください。
Appleサポートの場合
『Apple Care+』に加入している場合は、3,700円(税込)と修理費用を安く抑えられます。
しかし、『Apple Care+』に加入していない場合『その他の修理』で修理をお願いするしかありません。
修理費用は機種にもよりますが、30,000~70,000円ほどかかります。各機種の修理料金については、以下の図表にまとめたので参考にしてください。

引用:https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/service
『Apple Care+』については、公式サイトからご確認ください。
https://www.apple.com/jp/support/products/iphone/
大手通信キャリアの場合
ドコモ・au・Softbankなど、大手通信キャリアと契約していて、保証オプションに加入している場合は、以下のサービスを受けることができます。
そのほか、詳細は公式HPでチェックしてください。
公式HP:https://www.nttdocomo.co.jp/support/repair.html
そのほか、詳細は公式HPでチェックしてください。
公式HP:https://www.au.com/iphone/service/warranty-acs/
そのほか、詳細は公式HPでチェックしてください。
公式HP:https://www.softbank.jp/mobile/special/repair-apple
スマホ修理専門店では対応できない
スマホ修理専門店では、基本的には背面割れの対応を行っていません。それは、iPhoneの背面にAppleのロゴ(リンゴマーク)がプリントされていることと関係します。
背面ガラスが割れると、プリントのロゴも一緒に交換しなければいけませんよね。しかしロゴはAppleの知的財産になるため、Appleの許可を得ていない修理業者がむやみにこのロゴを交換すると商標権侵害となってしまいます。
ほとんどのスマホ修理専門店では背面割れの対応を行っていません。もしも「対応可能」と謳っている場合は、修理に出して良い業者なのか慎重に判断しましょう。
背面割れ放置のリスク
背面割れを放置すると、割れた部分からゴミやホコリ、水分が侵入して以下のリスクがあります。
- タッチ決済ができなくなる。
- 水没状態になるリスクがある。
- ワイヤレス充電ができなくなる。
- 割れたガラスで怪我をする。
- 最悪の場合はiPhoneを操作できなくなる。
タッチ決済はiPhoneの背面で行いますよね。背面割れを放置して不純物が侵入すると、Apple PayやモバイルSuica等を使用できなくなり、電車通勤にも支障が出てしまうことは容易に想像がつきます。
最悪の場合は、基盤がショートしてiPhoneが動かなくなることもあります。データの復旧も行わなければならなくなり、却って修理費用が高くなるなどのリスク出てしまいます。
背面割れを防ぐ方法
背面割れのリスクを下げるには以下の方法がベストです。
- カバーや背面フィルムを装着する
- ガラスコーティングをする
- ながらスマホをやめる
カバーや背面フィルムを装着する
もしもiPhoneを落とした場合でも、カバーや背面フィルムを装着していれば、背面割れのリスクを下げることができます。
背面を守るためにカバーを選ぶ際は、以下のタイプがおすすめです。
- 背面と側面を保護する「スタンダードタイプ」
- 全体を覆う「手帳タイプ」
iPhoneはカバーの種類が豊富なので、自分好みのデザインをカスタムする楽しみもあります。
iPhoneカバーの選び方については、こちらの記事でも詳しく解説しています!
ガラスコーティング
ケースやフィルム以外に、ガラスコーティングもおすすめです。ガラスコーティングは、画面や背面はもちろん機種全体を保護できます。
- 細かい傷が付きにくく割れにくい。
- 汚れが付着しにくい。
- 新品のような光沢感が出る。
以上のように保護以外のメリットもあるので、見た目を重視する人にもガラスコーティングはおすすめです。
iPhoneのガラスコーティングについて、以下の記事で実体験を交えて紹介しています。
ながらスマホをやめる
2019年のauの調査によると、スマホの画面割れの原因が「手に持っていて落とした」が50,2%と圧倒的でした。画面割れが起こるということは、当然背面割れのリスクも同じだけあります。
ながらスマホは、背面割れだけではなく事故の原因にもなります。絶対にやらないようにしてください。
背面割れのリスクは画面割れのリスクと同等
今回は、背面割れについて解説しましたが、画面割れについても同様です。iPhoneの画面割れについては以下の記事でも詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。
まとめ
iPhoneの背面が割れたまま放置すると、最悪の場合はiPhoneが動かなくなり、却って修理費用が高くなります。
画面割れや背面割れが起きたら、すみやかに応急処置をしてAppleサポートか大手通信キャリアへ相談しましょう。

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